自分の経歴を整理してみよう
転職の準備で重要度の高い書類として、履歴書や職務経歴書があります。
さっそく作成を始める前に、まずはこれまでの仕事内容を振り返って整理してみましょう。
- いつから、いつまで、何をしたか
- 仕事の目的
- 仕事を通して得られた経験
自分が採用先の採用担当だとして、いかに「一緒に仕事がしてみたい」と思えるかどうかがポイントです。
※プロフィールは何度でも編集できます。
履歴書・職務経歴書を書いてみよう
市販されている履歴書に手書きで記入するか、WordやExcel形式で配布されているテンプレートを使用して作成しても良いです。
履歴書のテンプレートは、厚生労働省からも発表されていますが、必ず使用しなければならない決まりはありません。
アナログまたはデジタルでの作成で、採用結果に差はありません。
手書きの履歴書を指定されましたら、求人企業の指示に従いましょう。
厚生労働省の履歴書はこちらからダウンロードできます。
決まったフォーマットはありません。
履歴書同様、市販されているものを購入し記入するか、テンプレートをダウンロードして作成しましょう。
必ずこの様式にすべきという決まりはありません。
誰が見てもわかりやすく、簡潔に作成しましょう!
求人を探してみよう
そうすると、求人が選びやすくなります。
- 退職理由
- 転職してやりたいこと
今の職場にある不満を明らかにすることで、不要な情報を省いて絞り込むことができます。
また、転職してやりたいことが明確になれば、求人を選ぶ基準ができます。
例えば、ハウスメーカーで図面の木造住宅の設計や工事監理の仕事をしていたとします。
在職中に一級建築士の資格を取得し、取り扱える建造物の制限がなくなりましたが、仕事の内容や働く環境が変わるわけではありません。
不満の理由
- 土日に来客イベントがあり、平日しか休めない
- 仕様が決まっており、設計において制約が多い
転職してやりたいこと
- より自由度の高い建築設計
- 様々な建築物の建造に携わりたい
上記の退職理由ならば、土日祝休み以外の企業は除外されます。
そして転職してやりたいことから、ハウスメーカーだけでなく建築事務所や建設会社、ゼネコンなども視野に入れることができます。
今自分に合っている労働条件を見直してみましょう。
福利厚生や休日、有給休暇など、今当たり前のように利用している制度は、特に見落としがちです。
会社を辞めてから探す?
働きながら探す?
まず何といってもフットワークが軽くなります。
複数社応募してそれぞれの面接にも対応しやすくなる上に、資格取得のための講座を受講する余裕も
できます。しかし、辞めてからの収入が一切なくなってしまうデメリットもあります。
メリット
- 転職活動に集中できるため、複数社の面接対応を同時進行で可能
- 資格取得やスキルアップの時間を確保しやすくなる
- 仕事に対する気持ちや考え方を整理できる
デメリット
- 収入がなくなり、経済的な不安から、焦りが生じるようになる
- 希望条件を妥協しすぎてしまい、希望しない会社に入社を決めてしまうことがある
- 失業が長引くと、モチベーションが保てず、応募時のハンディになる可能性がある
経済的な不安を抱えることなく転職活動を行なえるのが最大のポイントです。
万一の場合でも、現在の仕事を続ければ生活には困りませんが、面接の調整がしにくいためハードスケジュールになりがちで、転職活動に疲れてしまう場合もあります。
メリット
- 収入が途切れることなく活動できる
- 社員寮や社宅などからの引っ越しを計画的に行うことができる
- 職歴欄にブランクを作らずに転職できる
デメリット
- 平日遅くや休みの日に面接を入れなければならず、調整に苦労する
- 急募の求人である場合は不利になる可能性がある
- 現在の業務に追われて活動時間を確保がしにくく、長期化する
求人に応募してみよう
気になる求人があったら、お気に入り登録してみましょう。
マイページからいつでも見返すことができます。
じっくり検討して応募を決めたら、「求人に応募する」ボタンから応募しましょう。
「求人情報」スマートフォン画面
解説
今見ている求人に応募します。
企業へあなたのプロフィールが公開されます。
求人をお気に入りに登録します。
マイページから求人情報を見返すことができます。
求人情報から応募すると、あなたのプロフィールが求人企業に公開されます。
あなたのプロフィールに登録したメールアドレス、またはマイページの応募履歴にあるメッセージ欄に、求人企業から面接の日程調整や履歴書送付依頼などの連絡が届きます。
企業によって段取りが異なりますので、それぞれ指示に従ってやりとりを行なってください。
企業からはほぼ必ず履歴書を要求されます。
以下の点に気を付けて作成しましょう。
志望動機は、履歴書で職歴と並んで企業がよく注目する箇所であり、面接でも必ず聞かれる内容です。
自分がなぜ応募先の企業で働きたいのか3つのポイントに気を付けて、しっかり考えて記入しましょう。
応募企業のどこに魅力を感じたか、その職業・業種になぜ興味を持ったのかを簡潔に書きましょう。
数ある同業他社の中から、なぜ応募企業にしたのか、その理由を書きましょう。
応募企業の取り組みや事業について、または自分のエピソードや、現職では実現できないことなどを交えて記入すると、「どうしてもこの会社で働きたい」とより熱意が伝わりやすいでしょう。
数ある同業他社の中から、なぜ応募企業にしたのか、その理由を書きましょう。
応募企業の取り組みや事業について、または自分のエピソードや、現職では実現できないことなどを交えて記入すると、「どうしてもこの会社で働きたい」とより熱意が伝わりやすいでしょう。
応募企業の求める人物像や、職種に必要なスキル・資格を記入し、どのように生かせるかを伝えましょう。
応募先の企業に対して、志望動機よりも具体的にアピールしましょう。
自分が前職で得た経験や実績が、応募企業にどれだけ貢献できるかをしっかり説明する必要があります。
企業の求める人物像とどれだけマッチしているかも重要です。
担当した業務や職種、携わったプロジェクト数、使用ソフト名を記載しましょう。
仕事に従事した年数や、その業務を通して挙げた実績数なども効果的です。
実体験のエピソードを交えて実績や仕事に対する姿勢を紹介しても良いでしょう。
応募企業の業務に活かせるスキルを記載しましょう。
専門ソフトを使用した合計年数だけでなく、そのソフトで何ができるか、どのくらい使いこなせるかが重要です。
「CAD 利用技術者試験」など関連資格の取得なども、保有技術の裏付けになり良い印象です。
専門性の高い技術では、一定年数以上の経験を求める企業も多くあります。
技術職として携わった期間を記載しましょう。
面接について
基本的にスーツがふさわしいですが、「私服で」「カジュアルな私服で」など服装の指定がされた場合は、スーツ以外のビジネスカジュアルの服装が良いでしょう。
男性の場合
- 襟付きシャツにジャケット
- スラックス、またはチノパン
- 基本的に革靴
女性の場合
- 清潔感のある明るい色のカットソー、またはブラウス
- ジャケット
- シンプルなパンツ、スカートは座っても膝が隠れる丈
ノックは軽く3 回です。会議室や応接室などのドアを開けて出迎えられた場合は、入室前に「失礼します」と一礼しましょう。
すぐに椅子には座らず、着席を促されてから座ります。
面接では完璧に答える必要はありません。
噛んでしまったり、途切れてしまっても、面接官の質問をよく理解し、質問に沿った回答をするのが大切です。
志望する業界・企業によって回答はさまざまに変化します。
ジェネキャリアでは技術職に有利な転職を無料でサポートいたします!
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内定が出たら
一般的には、企業から「内定通知書」「労働条件通知書」等が発行された状態を言います。
主に電話やメールで連絡があり、中には最終面接終了時に「内定です」と伝えられることも。
内定の連絡をもらったら、やるべきことをご紹介します。
内定承諾後でも、内定辞退は法律上可能です。
ただ、採用に向けて企業も費用をかけて準備をしていますので、その採用計画に支障をきたすことになります。
そのため、雇用契約書( 労働条件通知書) はしっかり確認しておきましょう。
おすすめするポイント
在職中で希望通りに退職できない場合もあります。
転職先の人事担当者とよく相談しましょう。
転勤がある場合は事前に面接や求人にも記載されますが、頻度や期間なども併せて確認し、自分の働き方に合っているか確認しておきましょう。
月給制や年俸制、金額や歩合、インセンティブなど様々な条件があります。
通勤手当や賞与なども、支給要件がある場合があります。
原則として「月45時間・年360時間」が残業時間の上限となりますが、それを超える場合もあります。
残業代の支給について、固定残業代や、その超過分の残業代支給についても確認しましょう。
「週休1日制」と「完全週休2日制」は違います。
1か月に1回以上、週2日の休みが設定されていると「週休2日制」と呼べてしまいます。
毎週2日の休日がある場合を「完全週休2日制」と呼びます(※土日休みとは限りません)
土日休みの企業でも、祝日が休日とならない場合もありますので、事前に確認しましょう。
円満に退職するためには
退職時には、企業によって手順が異なりますが、一般的には以下のようなフローとなります。
上司や会社から引き留められた際に気持ちが揺らがないよう、自分の意志を確認しましょう。
まずは直属の上司に退職の意志を伝えるのが一般的です。
退職希望日の2 週間前までに申し出ましょう。
退職願もこのタイミングで提出します。
円満な退職を目指すためには、会社の都合を考慮する必要があります。
後任や引継ぎ、残りの有給日数などを検討し、双方になるべく不利益が出ないように調整しましょう。
退職日、または最終出勤日までに社内で関わりのあった同僚・上司や社外でお世話になった協力業者、取引先や顧客などに退職の挨拶を済ませておくのも、円満退社のポイントです。
退職届の提出はこのタイミングで行われることがあります。
退職日や最終出勤日を迎えたら借りているものを返却しましょう。
また、転職先に提出が必要な以下を受け取りましょう。
- 雇用保険被保険者証
- 年金手帳
- 源泉徴収票
- 離職票( 雇用保険被保険者離職票)
- 健康保険資格喪失証明書
会社に対して、「退職したい」と意思表示する書類。
意思表示は口頭でも成立しますが、書面にする方が意志の強さを示すこともできます。
提出後は取り下げられることもありますが、社内での立場に影響が出る可能性があります。
すでに退職が決まった際に、退職の意思表示があった証として提出する書類。
口頭のみでも成立しますが、事務手続きの記録として提出を求められることもあります。
提出後の取り下げは難しいと考えましょう。
退職の意志が固まったら、まずは直属の上司に伝えましょう。
上司への相談がしにくい場合は、上司の上司にあたる人や、社内の信頼できる人に相談してみましょう。
社内での統制や業務に差し障る場合があるため、会社と決めたタイミングで公表するのがベター。
取引先や顧客へは、後任者や今後の方針などが決まり、説明ができるようになったタイミングで伝えましょう。
転職に不安がある方は、 技術職専門の転職エージェントサービス に相談してみませんか?
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